PROJECT オンラインコミュニティ「いっしょに創ろう百貨店 by大丸・松坂屋」の活用

「百貨店」「贈り物」をテーマに生活者の声を集め、これからの百貨店を共に考えるオンラインコミュニティを運営しています。

[コミュニティ]

〈クオン株式会社〉が運営するファンコミュニティ「 “絆”のコミュニティ」

未来定番研究所は、〈クオン株式会社〉運営・管理するオンラインコミュニティモール「 “絆”のコミュニティ」内で「いっしょに創ろう百貨店 by大丸・松坂屋」(以下「当コミュニティ」)を運営しています。

「いっしょに創ろう百貨店 by大丸・松坂屋」ページ https://www.beach.jp/circleboard/af09731
※外部サイトに遷移します


「 “絆”のコミュニティ」は、企業や自治体の「企業コミュニティ」が複数存在する「オンラインコミュニティモール」であることが特徴です。
250万人以上のユーザーが利用しており、多様な層の生活者が複数のコミュニティを行き来することで、幅広い意見交換や活発なやりとりが生まれています。

コミュニティで生活者との交流や価値共創イベントを行うだけでなく、ファンの育成・ファンになる理由の解明・集まった声の活用などが可能になります。


「贈り物」「買い物」にまつわる声から
未来の百貨店をつくるためのヒントを探る

当コミュニティは、生活者とともに「"これからの百貨店”を共創する」ことを目的に開設されました。
百貨店にまつわるイメージや思い出、またショッピングや贈り物の体験談などを語り合う場として運営するなかで、「贈り物」が百貨店の体験価値と関連するキーワードであるという仮説を発見し、「百貨店×贈り物」というテーマを新たに設定。

・ちょっとした贈り物のエピソード
・慶弔の贈り物の「困った」体験談
・お祝いの贈り物をシェアしよう

など、さまざまな「贈り物」に関する声が日々集まっています。

声が集まった後は、コメントの読み解きやAIを活用した分析を実施。
多数派の意見だけに絞らないことがポイントで、ユーザー1人ひとりが経験した出来事や感情、運営者から見た意外性などにも注目しながらコメントを読み込んで分析しています。さらに、1人のユーザーの価値観の変化、複数のコメントのクロス分析など複合的な分析手法を取り入れることも可能です。
このような分析を通して、生活者のインサイトを小さな声(N=1の事例)から探ることを試みています。


生活者と語り合い、つながるためのオンラインコミュニティ

オンラインコミュニティは、百貨店の利用に関わらずどんな方でも参加可能で、コメントの投稿、リアクションなどの交流を自由に行えるのが特徴です。
コミュニティを活性化し、多くのユーザーに積極的に参加してもらうことで、ファン化やつながりの強化も期待できます。
2024年度に一部のユーザーに対して実施したアンケート調査では、コミュニティに積極的に参加しているユーザーは、そうでないユーザーに対して「百貨店に行ってみようと思うようになった」「訪れる頻度が高まった」「贈り物を選ぶ際に百貨店を選ぶようになった」と回答する比率が高いことが分かりました。

店舗やオンラインサービスとは異なる新しい接点で生活者とつながり、「百貨店」や「贈り物」に対する態度を変化させていくこともオンラインコミュニティ活用の目的の1つです。

実際のコメントや交流の様子は、運営中の「いっしょに創ろう百貨店 by大丸・松坂屋」ページ からご覧いただけます。


プロジェクト名 オンラインコミュニティ「いっしょに創ろう百貨店 by大丸・松坂屋」

実施期間 2021年12月開始
概要 オンラインコミュニティモール「 “絆”のコミュニティ」内でのコミュニティ運営と生活者の声の分析・活用
目的 コミュニティに集まった声から生活者の価値観を探り、百貨店と生活者がともに「未来の百貨店」を考え共創する場をつくる